この作家さんの本も初めて読みました。
うん、とっても面白かったです。
話はスピーチライターのこと。 こういう職業ってあるのねぇ。
政治家の演説とか、結婚式や会社での祝辞とか、全部本人が考えていると思ってた。
こういう「スピーチライター」っていうものにスポットを当てたのが、なかなかいい目のつけどころ。
今まで読んだ本では、見かけなかったね。
最初は結婚式から始まるんだけど、後半に従って、政治がからんでくる。
ちょっとその辺りで、読む速度が遅くなる・・。^^;
バカよね、自分。 情けない、ちゃんとついていけって。
政治家の小山田と小早川。 なんで両方とも最初に「小」がつくのよ。 ややこしいったらありゃしない。
でも、ふと気がついたが、このモデルが「小泉」と「小沢」? だから「小」がつく?
オバマさんも出てくるし。 後期高齢者医療制度とか、政権交代とか、結構リアル。
少し難しい部分があるが(私だけか)、内容的にはとてもいい話。
途中、何度もうるうるきた。
特にラスト。 いい終わり方だよなぁ・・。 ハッピーな気分になった。
主人公のこと葉が、いつもまっすぐで一生懸命で、とても好感持てる。
そのこと葉の師匠、久遠久美さんがまためちゃめちゃカッコイイ。
素敵だなぁ。 こういう人に私も憧れる。