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gramme(グラム)

毎日毎日雨でうんざりですね。

お布団干したい・・洗濯物をパリッと乾かしたい・・なんだかうすら寒いし・・。

昨日は国分町に先週オープンしたばかりのお店に行ってきました。
場所は定禅寺通りのローソンとベローチェの間を入って、仏壇佐正の向かい。
カフェハブントの隣のビル、以前花屋さんだったところです。
カフェというより、スタンド的な?
店内かなり狭いです。
レジ横のスペースとショーケースに、美味しそうな焼き菓子やパウンドケーキが並んでいました。

ブレンドコーヒー(お値段:350円)と、ベイクドチーズケーキ(お値段:400円)です。
卓上の生花がとてもきれいでしたので、一緒に。(笑)
スッキリとした美味しいコーヒーとケーキでした。

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窓に向いたカウンター席はイスが5つ、奥に2人がけのテーブルが2つだけです。

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by heartfulwind | 2015-08-29 20:25 | カフェ | Comments(0)

米澤穂信「さよなら妖精」


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スマホのアプリに「ふにゃもらけ」という育成ゲームがある。
去年の10月までmixiのアプリだったのだが、惜しまれつつ終了し、今年の2月にスマホで復活した。
遠い宇宙の星から暇つぶしにやってきたこの不思議な生物に、私は「フェアリー」と名前を付けて、とても可愛がっている。
育成系ゲームだし、どうせやるなら自分が愛しいと思えるキャラにしようと、ちょっと気合を入れて?つけた名前だ。
フェアリー=妖精ってことで、目について手に取った本がこの本である。


メルヘンチックな題名と全然違う内容だった。


舞台は藤柴市という地方都市。
高校生の守屋路行と太刀洗万智は、ユーゴスラビアから来た少女マーヤと偶然出会う。


ユーゴスラビアってもちろん知ってはいるけど、恥ずかしいが無知に等しいくらいの遠い国だ。
今回、この本のおかげで詳しく知ることができた。

ユーゴスラビアはマケドニア社会主義共和国、セルビア社会主義共和国、ボスニア・ヘルツェゴビナ社会主義共和国、クロアチア社会主義共和国、スロベニア社会主義共和国、モンテネグロ社会主義共和国の6つの国家からなる連邦国家。
1943年から1992年まで存続した。


それぞれの独立国家になるための紛争が凄まじかったんですね。
映像でかつてのサラエボオリンピック会場が破壊され悲惨な状態になってるのを見たことは覚えてるんだけど、遠い遠い地で全くの他人事。
今回ネットでいろいろ調べてみたら、民間人の大量虐殺や民族浄化(家屋の浸入と略奪、資産の強制接収、強姦、強制追放や収容)という異民族排除は、20年ほど前にあったこと。
20年前って、つい最近でしょ。
なんせ、私、今年結婚20周年なんでね。 
ちなみに今日が入籍記念日でして。
まぁ、そんなことはいいんですけど。


マーヤは好奇心旺盛で、無邪気で、天真爛漫で、聡明な女の子。
政治家になって今ある6つの共和国を統一し、分かれている6つの文化を止揚して、7つ目のユーゴスラビア文化を作りたかった。
副題が「THE SEVENTH HOPE」である。
7つ目の希望。 本当にかなえてあげたかった。
結局、6つの共和国はそれぞれ完全に独立して、ユーゴスラビアは消滅してしまったのよね。
そこに至るまで、紛争による死者が何千、何万、いや何十万人といたことか。
人が人を殺す。 あまりにもむごたらしい。


マーヤの好奇心のおかげで、私もずいぶん知識が増えた。
クイズ番組を見たような。
なにげない日常のミステリー。
郵便の「〒」って、逓信の「テ」から転じたものなんだってね。
これ常識でした?^^;
送別会での名前の由来も、なかなか興味深かった。


そして、ラストにかなりの衝撃を受けた。
思わず「ひっ!」と声が出てしまった。


同じ時代を生き、年も近く、同じ地球に住む人間。
なのに、生まれた国でこんなにも運命が違う。
平和な日本にいて、何不自由なく毎日をのほほんと生き、熱中することも何一つない守屋と、夥しい数の犠牲者を出しながら残虐な紛争を続ける母国を持つマーヤ。
太古の昔から一国であった日本人には、民族同士でいがみ合うユーゴスラビアという国の本質を理解できない。
そんな2人の対比が効果的に描かれていて、ラストへの衝撃度が大きかった。
神社や山中のお墓を見に行ったり、神秘さをからめたところもいい。


ユーゴスラビアについていろいろ勉強になったし、後半はグングン加速して一気に読ませる本だった。
だが、衝撃が過ぎたあとは、ひどくせつなくて悲しい気持ちになった。
苦かった。
やっぱり戦争を扱う小説は読みたくないと思った。


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by heartfulwind | 2015-08-25 16:56 | 読書 | Comments(0)

テラスエル


先日のランチのあと、お茶したのはコチラのお店、EDENの入り口にあるカフェレストランです。

いつもケーキセットにしてしまうので、今回は夏らしいものを。
トロピカルスムージーです。(お値段:700円)
メニューに載ってる写真を見た時、トマトジュースにコーンが浮かんでいるように見えました。^^;

実際はトロピカルフルーツのスムージーで、黄色いのはコーンではなく冷凍のマンゴーでした。
飲んだら、なんとなくスイカの味?がしました。
マンゴーも吸えるように、ストローがやけに太い・・。

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by heartfulwind | 2015-08-22 23:31 | カフェ | Comments(0)

彩のごとく(いろのごとく)


朝晩めっきり涼しくなり、やや夏が終わった感のある宮城ですが、それでもまだ日中は30度を超えて暑かったりします。
もうお盆も終わりましたしねぇ。
夜になると、虫の声が一段とにぎやかで・・。
あ、日中の蝉もやかましく頑張ってますが。

さて、昨日はクリスロードにある居酒屋さんにランチしに行ってきました。
場所はダイエーの隣、SUBWAYのあるビルの2Fです。
以前「苺」だったところですね。
いつ頃このお店になったんだろう・・?

ランチはハンバーグや牛タン、鶏唐などなど。
リーズナブルなワンコインランチもありました。

宮城野ポークとイベリコ豚の粗挽きモッツアレラチーズのハンバーグ定食にしました。(お値段:1030円)
ハンバーグソースは和風醤油、デミグラスソース、柚子胡椒醤油、葉わさび醤油の4種類から選べます。
柚子胡椒醤油にしてみました。

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目玉焼きも添えてあるハンバーグ、食べ応えあって美味しかったです。
だし巻き玉子とデザートの杏仁豆腐もついていました。
ご飯の量も(大盛り、特盛り)選べますよ。

他のランチメニューです。(一部)

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私が座ったのは4人掛けテーブルでしたが、カウンターはこんな感じのカップルシートです。

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ぐるなびHP


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by heartfulwind | 2015-08-19 15:19 | ランチ | Comments(0)

朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」


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我が家で愛読している新聞は朝日新聞である。
読売や毎日に浮気したこともあったが、やっぱり朝日が一番面白いと思う。
興味深い記事がいろいろ載ってるし、毎朝読むのにとても時間がかかる。


その朝日新聞の土曜版「be」に「作家の口福」という、様々な作家さんが食にまつわるエッセイを書くコーナーがある。
そこに、先日朝井リョウさんが書いているのを読んだ。
そしたら、そのエッセイがかなり良くて、俄然彼に興味を持った。
彼の本を読みたくなり、だとしたらやっぱりこの「桐島、部活やめるってよ」だろうということで読んでみた。
ブックオフで100円だったし。
この本は小説すばる新人賞を受賞していて、彼のデビュー作である。


高校生の部活がらみの話。
この本がヒットした時、実は全然興味がなかった。
高校生の部活の話なんて、青くてオバサンとしてはついていけなさそうで。
実際、その前年まで高校生だった朝井さんが19歳で書き上げた作品である。
まさにイマドキの高校生ですよね。
でも19歳が書いたとは思えぬ文章力に驚かされた。


中は7章に分かれ、男女の高校生5人の話で構成されている。
1人がダブっていて、最後におまけ的な話が1編。
題名にある肝心の「桐島」は彼らの口から名前が出てくるだけで、その5人には入っていない。
最初目次を見た時、それぞれ5人の名前が並んでるのに、なんで桐島がいないの?と思った。
でも、桐島が部活をやめることによって、その5人の立ち位置に変化が生じるのだ。
巧いね。 表現も巧いけど構成も巧い。


自分も何十年も前に高校生やってましたけど、同じクラスで上と下かぁ。
それって小学校の世界からありましたよね。
私は「上」の女の子たちを「高級グループ」と呼んでました。
もちろん私は入ってませんでしたが。
高校の時はあったかなぁ・・?
それほど明確なものはなかったように思う。
高校の3年って長かったように思ったけど、今となっては3年間なんてもう1ヶ月間くらいなもので。
悔やむのは何か部活に入っておけばよかったと。
入りたいのは何もなかったのよねぇ・・。
それなりに楽しい高校生活だったけど、もっと楽しい思い出を作ることができたんじゃないかと。
って、コレいつも言ってるね。^^;


で、この本。
ちょっと全体的にテンションがローになる感じだった。
みんな痛々しくてね。
特に映画部の前田涼也の話。
パン買うためにレジに並びながら、必死に話し続ける武文は、読んでてホントきつかった。
かすみの言葉に救われたけど、途中で息苦しくなってしまった。


実果の話も。
けなげにお母さんに合わせる彼女。(えらい)
彼女の章は他の子の話とちょっとカラーが違ってて、私としてはかなり思わぬ展開で。
読みながらショックで瞳孔が開いてしまったよ。


文庫本で読んだから、かすみが14歳の時の話が最後に加えられている。
これがね、どうにもやりきれない話で。
出来たら、宏樹の話で読み終えたかった。
背中に『ひかり』を浴びて、前向きに歩き出すってことで、後味がずいぶん違ったと思う。
桐島に「大丈夫、お前はやり直せるよ。」って言ってやろうって、なんかイイ感じだったんだけどなぁ。
確かにかすみの章も、前に踏み出すという方向で終わるんだけど・・友未の方は全く解決してなくて、ずっとボトル洗ってるし。
ラストにまた少しテンション下がったことは否めない。


でも、けっして読んでガッカリしたという感じではなく。
それぞれ未熟な自分を自覚して、その部分に自分なりになんとか折り合いをつけて、目をつぶったり開き直ったりして前進しようとしている姿は、高校生のまだまだ子供で不器用なところを、実に巧く表現していると感心した。
印象に残った箇所は、最上位にいる宏樹が、クラスでは目立たない涼也に『ひかり』を感じたところ。
なぜかいつもイライラしてる宏樹くん、驚くと同時に、羨望を感じたんだろうね。
なんか、気分がスッとしたよ。
してやったりみたいな。
あと、竜汰がブラバンの部長がタイプと言ったところ!
誰か彼女に教えてあげてーー!
ところで竜汰の彼女って誰? 絵理香じゃないよね?
かすみでもないよね?
何度も読み返してみたけど、結局わからなかった。


それと、この小説あちこちにハッとするほど魅力的な表現があって、朝井さんのセンスの良さを感じました。
ちょっと今ここに載せようと思ったけど・・沢山ありすぎて割愛します。(笑)

とりとめもなくダラダラと感想を書きましたが、やっぱり読んでよかったと思える1冊でした。


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by heartfulwind | 2015-08-16 21:25 | 読書 | Comments(0)

BATONS (バトン)


仙台七夕もあっという間に終わっちゃいました・・。

七夕開催中、猛暑の中ランチしたのはこちらのお店です。
今年の3月まで「ワイン食堂ノート」という名前で営業されてましたが、店名を変えて翌月オープンしました。
場所は県庁の裏。(道路2本裏です)
地下鉄の北四番丁駅と勾当台公園駅のちょうど真ん中くらいにあります。

お店、前からそんなに広くありませんでしたが、少し狭くなりましたかね。

ランチは週替わりランチ(先週はパスタ)とガレットとサンドウィッチプレートでした。
そば粉のクレープであるガレットにしました。(お値段:1200円)
サラダと野菜惣菜がついてます。
ガレットは3種類からチョイスで、プラータチーズと自然農法トマトにしました。
ブラータチーズとはモッツアレラチーズの中に、生クリームを加えたモッツアレラチーズが入っているもの。
初めて食べました。

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野菜惣菜はクスクスでした。
小麦粉のそぼろ・・みたいな。
ちょっと酸味がありましたよ。

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お皿からはみ出てるガレットです。(笑)

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他のメニューはこちら。

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by heartfulwind | 2015-08-11 17:26 | ランチ | Comments(0)

仙台七夕始まりました


連日すさまじい猛暑ですね。
昨日は仙台も36度まで上がりました。
ここんとこ東北もスゴイことになってます。

ということで、昨日から仙台七夕が始まりましたよ。(8月6日~8日)
カンカン照りの熱風の中、頑張って見てきました。

三越側からスタートです。

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「玉澤総本店」のおなじみ『ずんだ』の飾り。

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宮城といえば、ずんだ・ずんだ・ずんだ・ずんだ・・枝豆をすりつぶしてペースト状にしたものです。

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かき徳のこけしはいつも可愛い♪

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イタトマはいつもそのまんまトマト。

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フォーラスの前で、人が滞って動かない・・と思ったら、人形劇が始まってました。

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今年の七夕飾りで一番斬新で目立ってました。

かまぼこの鐘崎さんです。   毎年金賞をとってます。

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一番左の紫の、近づいてよく見ると鈴でした。

ご利益ありそうで、手でしゃらしゃら鳴らしてきました。

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このポジションはいつも仙台市教育委員会。

子供たちの願いが、下にぶらさがった短冊にいっぱい書かれています。

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ヤマハだったかな?  毎年可愛いです。

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「東北ずん子」ってなんでしょう??

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名前の上を見ると、こんな女の子。

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あら、「東北イタコ」までいます。

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イタコちゃんは、こちら↓

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田中貴金属、看板と同じで真っ赤!

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左から2番目↑の下の部分にこんな可愛い子が貼ってあります。

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ここにも、こけしがいた!  

しまぬき・・かな。

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マツモトキヨシはお店のカラーと一緒ですね。

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カルディちょっと変わってる~。

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老舗の阿部蒲鉾さん。

仙台名物?「ひょうたん揚げ」を売ってるところですね。(それにしても人・人・人)

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こちらはメガネの水晶堂。   さすが、凝ってます。(豪華賞)

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8月6日と9日は原爆投下の日ですね。

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丁寧に折られた千羽鶴で出来てます。

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渋い紐飾りがついてました。  和服やさん・・かな?

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羊や鳥かしら?  北欧チックでカワイイ。

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三越からあおば通駅近くまで、大汗かきながら歩きました。(1回休憩あり)

いやぁ、疲れた、疲れた。

でも楽しかった~。

大量の写真、最後まで見てくださってありがとうございました。

お天気いいし(ものすごく暑いですけど)皆様もぜひお出かけください!



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by heartfulwind | 2015-08-07 08:51 | お出かけ | Comments(4)

三浦しをん「舟を編む」


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「大渡海」という新しい辞書を編纂する話である。
3年前の本屋大賞受賞作。
辞書とは、世の中に散らばる無数の言葉の海を渡る舟。
その「舟を編む」。
辞書作りの話でなぜ題名が「舟を編む」?と疑問だったが、この本を読み終えて、その意味がわかった。


最初、辞書を作る話なんてちょっと地味だなと思った。
でも三浦しをんさん作だし、本屋大賞だし、映画になっちゃったし・・ということで読んでみた。
大変面白かった。

しかし、最近(というか何年も)手で持って分厚い辞書を引くなんてやってませんねぇ。
学生の時はずいぶんお世話になったのに。
実は、わからない字があるとスグ意味を調べたい私。
今は専らPCでgoo辞書(たまにyahoo辞書)。
こうやってブログに文章をあげる時も、漢字の使い方が間違っていないか、しょっちゅう確認する。


主人公はその「大渡海」という辞書を作る中心人物馬締(まじめ)光也。
辞書作りひとすじ37年で思いを残しながら定年退職する荒木のあとを、引き継ぐ。
まぁ、定年退職しても、荒木はお目付け役として、毎週会議には顔を出すんだけどね。
で、「馬締」って名前、すごく珍しいですよね。
彼のことを紹介する時、同じ部の人が彼の名前をただ「まじめです」って教えただけなのに、聞いた側が「真面目(まじめ)なのか、いいことだ。」とうなづく。
確かに。 誤解するって、絶対。
これ以上真面目という言葉が似合う男がいるだろうかって思うくらい、名は体を表す?
それだけじゃなく、「香具矢」って名前もとても珍しい。
姓じゃなくて名前が香具矢って・・満月の夜に生まれたかぐや姫なのね。


その馬締くんを見つけてきた西岡くん。
いいですね、彼。 
やたら軽いんだけど、荒木に怒られたって全然めげなくて、楽しいったらありゃしない。
ある意味オアシス。 心なごむ。 彼の存在は大きい。
だけれども、チャラいながら、実は心の中に鬱屈してる部分もある。
彼は辞書編纂の仕事を精一杯やってきたのだ。
配属されたからには、仕事として割り切って頑張った。
なのに、上の評価は低い。 
言葉に対する馬締の感覚には、とても太刀打ちできない。
でも彼には弱った自分にそっと寄り添ってくれる麗美がいる。
彼は彼なりに自分の役割を心得ていて、きちんと「やるべきこと」をやりとげてから新しい異動先へと去っていく。
カッコイイじゃない。


馬締が戦力(始めは下っぱ)として参加してから、「大渡海」が辞書として出来上がるのにナント15年!
いやいや、長い。
こんなにかかるもんかね。
「大渡海」の監修をしている国語学者の松本先生も、すっかり老いてしまう。
もしかして・・というイヤな予感が、最後に当たってしまった。
返すがえすも残念。


1冊の辞書を作り上げるのに、どういった工程で、どんな作業を経て、どれだけの人たちが動くのか。 
言葉は膨大な数である。 並大抵な苦労ではない。
そうそう、辞書の紙にもこだわりがあったのね。
気づかなかった。
ぬめり感ねぇ。 
なるほど、確かに辞書って薄いんだけど、言われてみれば手になじむぬめり感ってものがあるような気がする。
ってことで、さっそく我が家の三省堂の新明解国語辞典を実際に引いてみた。
ホントだ! 中年になってすっかり手の脂がなくなった私の指でも、ちゃんとページをめくれる。
スゴイ。 今更ながら、新しい発見。


辞書作りなんて、全く未知の世界で、それをこんな面白い楽しい作品に書き上げる三浦さん、やっぱり素晴らしい。
登場人物もみんな素敵だし。
テンポよくコミカルな部分は「まほろ駅前」にちょっと似てるかな。(あの本も大好きです)
笑いあり、心が温まり、感極まって涙ありの、実にいい話でした。
いろんな意味で勉強になったし。
松本先生のところは本当に泣けたんだけど、辞書のあとがきに西岡の名前が載ってるって部分が特に気に入った。
さすが、馬締くん。


そうそう、これは文庫本のみの特典で、巻末に「馬締の恋文 全文公開」がある。
馬締カラー全開で、期待を全く裏切らず、楽しく拝見いたしました。
漢文って高校の授業以来読んだかも?
こんな意味わかんない恋文を、香具矢さんがしっかり受けとめてくれて、本当によかった。


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by heartfulwind | 2015-08-04 19:39 | 読書 | Comments(0)

いたがき


毎日しつこいほど暑いですねぇ。
いつまで暑いんでしょうねぇ。
もうカンベンしてくれって感じですよねぇ。

今年初のカキ氷を食べてきました。
今年初と言っても、ここ何年も食べた記憶ないから、何年ぶりだろう?

本当は定禅寺通りの西公園近くにある「梵くら」に行ってみたいと毎夏思っているのですが、階段を3Fまで上らないといけないし、お店が狭そうだから絶対満席で待たされそうだしと、なかなか足が向かないのでした。

こちらは東口にあるいたがき本店です。
駅から近いので、とても行きやすい。

お店には果物がいっぱい売ってます。
端っこにカフェスペースがあります。
もう少しカフェが広かったらいいのになぁ・・といつも思います。
今回も名前を書いて少し待たされました。
冷房のきいた店内、待ってる間に冷えてしまって、カキ氷が食べたくなくなったらどうしよう・・と思いましたが大丈夫でした。(よかった^^)

マンゴーミルクです。(お値段:920円)
スゴイのが運ばれてきました!(みんな注目)

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いやぁ、さすが果物やさん。  ハズしませんね。

下の氷が本当にふわっふわで。
今のカキ氷ってみんなこんな感じなんですかね?
昔のお祭りとかで食べたようなガリガリゴリゴリってのは、もうないのかな?

しかし、マンゴーぷるぷるで美味しすぎる・・。

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おなかもぎゅるぎゅる・・にならず(失礼)無事完食できました。
とても美味しかったです。

他のカキ氷はシロクマのようなミックスフルーツ、いちご、メロンなどがありました。

「梵くら」に行かなくても、十分満足でした。

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お店のHP


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by heartfulwind | 2015-08-02 17:56 | カフェ | Comments(0)