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辻村深月「スロウハイツの神様」


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辻村さん、2作目。   1冊目(凍りのくじら)がとてもよかったので、期待して読み始めた。

なのに、読んでも読んでも全然面白くない! 
途中でリタしようかとも思った。   実際、読みながら寝てしまったこともあった。 
登場人物が多いので、最初は紹介らしきことが多く、話がだらだらぬるい。
彼ら、彼女らの言葉の意味がよくわからない。   
何を言いたいのか、どういうことか。   理解できない部分多し。

しかし、上巻の半分過ぎから、急に来る。   キタキタキター!
それからは、ぐんぐん加速。   追われるように一気に読んだ。

読み終わって・・なんていい話なんだろう・・泣けた。
すごく、いい。   コウちゃん素敵。   サイコーにいい。
この最後の最後の部分。   我慢して読んでよかった。  

で、また最初から二度読み。   今度はじっくり。 
そっか、そういうことか。   ようやく意味がわかった。
読んだ時は全く気付かなかった伏線。  
この作家さん、本当にウマイねぇ。 

「お久しぶりです」・・なるほど。  実は最初からちょっとひっかかってたんだけどね。 
「マディの左手の指輪」・・環(たまき)からきてるのね。
「スローハイツ」・・ハイツはあのケーキ屋さんか。   って、これちゃんと書いてあるし。 

流し読みはこれだから困る。    真剣に読まねば。  

残念だったのは、正義とスーがヨリを戻さなかったこと。   
結婚して欲しかった。   抜群に合う二人なのに。

環って、強情で見栄っ張りで負けず嫌いで言い方キツくて、友達にするには、ちょっと考えちゃうタイプ。
でも本当は不器用でまっすぐでとことん人に気をつかうし、弱いところいっぱいあって泣き虫だし。
コウちゃんは全部わかってるよね。   尊敬するくらいデキてる人だ。

しつこいけど、本当にいい終わり方だった。

この本、大好き。
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by heartfulwind | 2011-07-14 23:37 | 読書 | Comments(0)
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