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夏川草介「神様のカルテ」


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文体が少しモリミー(森見登美彦)に似てる気がした。
主人公である「私」が夏目漱石を敬愛してるため、話し言葉がかなり古風で、無駄のないストレートな表現が
多いから。

でもモリミーよりは、少しキレがないように思えた。   惜しいところだが。

ただ、黒い怪獣のような同僚砂山とのやりとりは、かなり面白い。
つい吹き出してしまう箇所が結構あった。
あと大狸とか古狐とか、とんでもない患者とか、住まいである奇妙な御嶽荘とか。

でも、舞台は長野にある病院。   
「私」こと栗原一止は消化器内科の医者なので、人の生死に深く関わっている。 
笑える話も多いのだが、ガン患者との悲しい話もある。
喜びや満足・・そして苦悩や後悔。    医者も人間だもんね。

グレーの紳士、学士殿、安曇さん。
この3人の話は涙が止まらなかった。 
特に安曇さん。    最後は大泣きしてしまったよ。     

そういう感じで、ぐっとくる悲しい中に、愉快な楽しい話もいろいろ織り交ぜ、なかなかバランスのとれた
いい本だと思った。 

本の最後に出てくる、クリスマスイブの細君との会話。
2人の会話に、なんだかとても心が温まった。   
先生、いい奥さんもらったねぇ。
そして、今の病院を選んでくれて、本当にありがとう。
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by heartfulwind | 2011-08-08 18:11 | 読書 | Comments(2)
Commented by まっきぃ at 2011-08-12 00:25 x
私もこの本は今年の1月によみました。
正直、最初主人公の時代錯誤な話方にちょいいらっときたと
感想に書いてあって自分でうけました^^不器用で口は悪いけど
いいキャラでした。
名医って手術の腕だけじゃない。安曇さんとても幸せな最後だっとおもいます。最後をあたたかく見守ってくれる病院も必要だなっておもいました。
映画化されましたね^^ちょい興味ありです^^
この本2もでてるんです。今、図書館に予約中です^^
Commented by kaori at 2011-08-15 10:12 x
*まっきぃさん*

お返事遅くなってごめんなさい。^^;

まっきぃさんもこの本読んだのね。
そうそう、この話し方ね。(笑)  いらっとくるわよね。
でもいいキャラ。 確かに。 心の温かい先生だよね。
安曇さん、すごく泣けたー。
でも本当にいい最期を迎えられてよかったわ。
亡くなったのは悲しかったけど、本人は幸せだったよね。

そうなのよ、映画化されたのよね。 こないだ新聞で初めて知った。
一止先生がナント櫻井くんじゃないの。 どうなの・・? かっこ良過ぎ。(笑)
で、細君が宮崎あおいなんだね。 ま、イイ感じかも。
私もちょっと興味あるわ。
そそ、この本2もあるんだよね。 しんちゃんのところで見たわ。
私もぜひ読んでみたい。
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