久しぶりの東野圭吾です。
図書館行っても、ほとんど貸し出されてますからね。
今回も残り2冊のうち、読んでない1冊を借りてきました。
題名からして、軽い内容? ま、そうとも言えないかな。
最後に意外な真相が待ってますっていう、よくあるパターンです。
最初から登場人物が全部怪しげな感じだったんだけど。
大手の広告代理店から引き抜かれ、中堅どころの会社ではあるが、つねに売れる商品を扱ってきた
エリート社員佐久間。
彼が多大な時間と労力を使い、自信作としてほとんど決まりかけていた自動車会社の広告の仕事。
いきなりその自動車会社の副社長に、担当をはずされる。
納得いかない! なりゆきで?その副社長の娘を誘拐する話。
佐久間はなかなかのキレ者だから、ネットや架空名義の携帯なんかを駆使した連絡、自分達の動き、
現金の受け渡し方など、すべて慎重で抜かりない。
よく考えられたプランだなぁ・・。 感心させられた。
だが、世の中そううまくはいかない。 やられちゃいましたねぇ、佐久間さん。
でも、佐久間だって負けてない。 最後に一矢報いる。
さすがです。 ざまーみろです。
話の展開が速いので、サクサク読めます。
特によく出来た作品とは思わないけど、軽い読み物としてさらっと読むには面白いかも。