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三羽省吾「厭世フレーバー」


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なかなかインパクトある表紙である。
ちょっと苦手系かな・・と思ったのだが、意外にも面白かった。

突然父に出て行かれた一家の話。
5章に分かれていて、「十四歳」は、二男のケイ、「十七歳」は長女のカナ、「二十七歳」は長男のリュウ。
そして「四十二歳」は母親の薫、「七十三歳」はお爺ちゃん。
それぞれが語り手となって、話が進んでいく。

とにかく、みんななんだか何もかもがうまくいかないんだよね。
こっちの気分が落ち込むくらい。
本人たちも、クヤシイと思いながらもどうにもできず、モンモンとしている。
でも少しずつでもなんとか現状打破しようとする。
そんな心の葛藤の描写がうまいと思った。
この作家さん、男なのにビミョーな女子高校生の気持ちとかよくわかってるよねぇ。
まだまだ子供のくせに、チョー生意気盛りの中坊とかも。

ラストにいくに従って、実はこの家族が複雑な関係だということがわかる。
尋常ではない父親と母親の馴れ初めとかも。
とても苦労したお爺ちゃんの話も悲惨で驚いた。

そうそう、リュウの話に出てくるサブローさん。
日本人として大変申し訳なく思ってたら・・な、な、なんと。  やるじゃないの。  同情して損した。

結局父親は帰って来ないのかねぇ。
いなくなったように、ある日ふらっと戻ってくるのかもしれないけど。
その時は、全くバラバラだった家族がまとまってて、さぞや驚くだろうね。(笑)
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by heartfulwind | 2012-03-04 16:28 | 読書 | Comments(2)
Commented by ニコッ at 2012-03-07 00:51 x
おばんこん
ちょこっと、呼んだら、かなとけいがいた(笑)(笑)
我が家のけいは、先週、被災地石巻と女川町に学校でボランティアで行ってきた(^^)v
色々考えさせられたらしい(*_*)
復興祈る宮城、岩手県、負けないで、地球は一つ、 たべろぐファイト(^Q^)/^
Commented by kaori at 2012-03-07 23:52 x
*ニコッちゃん*

おばんです。 あ、ホントだ。 カナとケイだった。(笑)
あら、ケイさん石巻と女川に来たのー?
寄ってってくれればいいのに。 いろいろやってくれてありがとうね。
うん、「私達は負けない」だわよ。 みんなこのスローガンで頑張ってる。
で、たべろぐファイト?(笑)
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