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田中慎弥「図書準備室」


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先日、芥川賞を「もらっといてやる」と言い放った作家さん。
記者会見は大ウケして、この人はどんな本を書くのか、とても興味があった。
で、受賞作の「共喰い」はなかったけど、以前芥川賞候補になったこの本を借りてきた。

これは「図書準備室」と「冷たい水の羊」の2編からなる。

う~ん・・なんだかひどい本だった。   文章が・・とかじゃなくて、内容が。
「図書準備室」は、30過ぎても働かず家にこもるニートな男の独白。
なぜ働かないのか(1度も働いたことがない)その理由をエンエン語るのだ。
だが、結局ちゃんとした理由にはなってない。

その理由とは、小学生の時に登校途中に会う先生に挨拶をしなかったから。
わけわからん。

しかも、その先生。  戦争中に仲間をリンチしており、その詳細をニート男に話すのだ。
それを話す場所が図書準備室。
そのリンチもねぇ・・詳細にわたって話すんだけど、ただ気持ち悪いだけで。

何が言いたかったんだ、これ。

もう1編の「冷たい水の羊」は、いじめの話。
陰湿で執拗で、同級生からいつまでもやられるいじめ。
好意を寄せていた女の子が先生に言ってくれるんだけど、自分はいじめられてないと言う。
なぜ、抗いもせずされるがままなんだろう。
自分はいじめられたと思わないことにするんだよね、この子。
やっぱりよくわからん。

読後、不快感だけが残った。  この人の本はもう読まなくていいや。
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by heartfulwind | 2012-03-14 16:12 | 読書 | Comments(0)
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