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湊かなえ「物語のおわり」


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今年オープンした多賀城図書館で初めて借りた本。
わざわざ電車で持って帰る・・のが、今まで借りなかった理由だけど、ぷらぷら見てたら湊さんの本を発見したのでつい借りてしまった。
最近、生活がだらだらなので、2週間で読み終えるのか自信がなかったのだが(それも借りなかった理由の1つ^^;)湊さんならきっと大丈夫。
もちろん楽勝で読み終えました。
といっても、1週間かかりました。
だって、らしくないんだもの。
いつも先が気になって本が閉じられないほどの酷さがないんだもの。
全然イヤミスじゃない。
最後まで裏切られなかった。 温かかった。


8章に分かれた作品。
最初に、書きかけの平凡な小説。
時代は昭和ですね。
大して面白くなく、ラストは「えっ?これで終わり?」って拍子抜け。
湊さんなのに?って。
でもね、そこからなんですよね。
その後の章に出てくる登場人物が、その小説を読んでそれぞれ結末を想像していくんですよ。


人はその時の気分、環境、立場によって、考え方が変わる。
女性だったら、若かったら、病気だったら、親だったら、どう思うか。
この人はこういう考えで生きてきた人だから、きっとそう考えるだろうな・・ってのがどんぴしゃだったりすると嬉しくなる。


で、その書きかけの小説は、茶封筒に入った原稿として、人の手によって順番に渡されていく。
最初に手渡してから、6人目かな?  
その6人目に、最後に、それを手にするのがナント!
そうきたかーー。 驚きました。

でも、あかねさんはどうしてハムさんがわかったんだろう・・?
先生に聞いたのかなぁ?

そして、最後の最後。
結末のない小説の、本当の結末。
あったんですねぇ。
とてもすっきりしました。
きれいにおさめましたね、さすが湊さん。


描かれてる北海道の風景がとても綺麗で、一緒に旅をしてしてるような気分になれた。
北海道には1度行ったことがあるんだけど、また旅行したいなぁと。
富良野とか小樽とかは行ってないし。
今は体力的に無理だけど、いつか元気になったら、夫とぜひ。


最後に、どうか智子さん、元気なお子さんを産んでくださいね。
そして、いつまでも家族仲良く元気に暮らしてください。


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by heartfulwind | 2016-08-02 16:51 | 読書 | Comments(0)
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